さようなら三沢光晴・・・

とても悲しい出来事が突然起こってしまいました・・・

プロレス団体「ノア」の社長兼レスラーの三沢光晴が広島での試合中に対戦相手のバックドロップを受けた際に頭部を強打し、頚椎離脱でほんの10数分で心配停止、そのまま息を引き取ってしまった。

僕が本格的にプロレスを見だしたのは上京し専門学校にかよっているときでした。
当時の全日本プロレスの試合で鶴田ｖｓ三沢をみて鶴田のパワーボムを三沢がウラカン・ラナで切り返したときから、僕の全身は震えました！「すごい！なんだこれは？」

僕のプロレスのイメージは小さいときに見たブッチャーや、シークが凶器を手に血みどろの試合をし、とても気持ちの悪いものとして植えつけられていました。

しかし鶴田ｖｓ三沢を見たのを機に、新日本・SWS・UWF・藤原組・みちのく・FMW・全女・JWP、アメリカやメキシコのプロレスまで幅広く見てきました。すべてビデオテープに録画してベストバウトを繰り返しみたものです。週間プロレス・週間ゴングは3年間すべてそろえ保管していました。
・・・これらはもったいないことに、故郷に帰る際に泣く泣く破棄しました。

もう見られないんだ、三沢の戦いを・・・。
僕は好きだった。三沢が相手の技を受けても受けても不死身のように立ち上がり、反撃する王者の戦いが。
僕は好きだった。プロレスはショー的な要素があるのに、あえて派手な挑発やパフォーマンスをしなかったことを。
僕は好きだった。流れ出る汗が目に入るのを人差し指一本で眉毛あたりでピッと弾き飛ばすしぐさが。

TVニュースの負傷直後の映像を見て涙が止まりませんでした・・・

さようなら三沢光晴。そしてありがとう三沢光晴。
王者の魂よ永遠に・・・。